オリジナル金魚のお話2 【もみじ琉金】

オリジナル金魚のお話2 【もみじ琉金】
かすり琉金に続き、もみじ琉金を紹介します。

オリジナル金魚No2-【もみじ琉金】

2004年から品種改良を始め、現在で8年目になります。
普通鱗の琉金の稚魚を選別している時に、数十万匹の中に3匹程度、変わった鱗の魚を見つけました。
その魚は、体の大半の鱗が透明で一部の鱗に光が入るような個体でした。
突然変異で出現したと思われるその個体を元に、品種改良を始めました。

現在流通している「さくら琉金」の鱗は透明鱗ですが、当方が品種改良をしている「もみじ琉金」は網目透明鱗に加え、左右黒目の琉金です。

名前の由来は、オランダ獅子頭や琉金などの赤色と比べると、より深い深紅色でまるでもみじが紅葉した様な色から「もみじ琉金」と名づけました。
現在「F-5」まで交配が進んでおります。

もみじ琉金を品種改良していく上での定義と目標
 ・ 体全体に網目透明鱗をまとった琉金
 ・ 黒目で左右対照
 ・ 体形は中寸で体高があるもの

 今後進めていきたい改良は、金魚でいう網目透明鱗(錦鯉の金銀鱗=キンギンリン)の鱗をからだ全体にまとった もみじ琉金をめざしていきたいと思います。

参考 : 金銀鱗・・・ベースとなる鱗は透明鱗。その透明麟に光が入る。紅色の鱗は金色に輝き、白地の鱗は銀色に輝く。
(太陽の光の下では銀鱗がまるで七色に輝いている様に見えます)