輝竜(もみじ系竜眼) 新品種発表

輝竜(もみじ系竜眼) 新品種発表
2014年1月5日

もみじ竜眼は、今から7年前に品種改良を始めた品種です。

私のこだわりから、なかなか発表ができませんでしたが、2013年度産「F7」個体は ようやく理想とする体型、色合いなどが、ある程度納得がいく基準にたどり着きました。

当方で定める新品種として発表したいと思います。

今までホームページやブログにて、もみじ竜眼の品種改良を記事にさせていただきましたが、発表に伴い、新たな品種名を考えました。

その名は・・・「輝竜」と命名しました。きりゅう と読みます。

輝竜は、網目透明鱗を身にまとった竜眼系金魚です。
名前の由来は、網目透明鱗のキラキラから 輝く意味の「輝」と、突出系眼球は金魚界では「竜」と呼びますので「竜」を取り、輝竜(きりゅう)と名づけました。



この度発表する輝竜は、2013年度産の「F7」個体となります。
毎年、3~4系統の品種改良を行っておりますが、昨年は3系統の作出を行いました。
その3系統の中から1系統を選び、その系統を「輝竜」として定め、今後この系統のみで品種改良を更に進めていきたいと思います。
残りの2系統は、この時点で残念ながら輝竜として除外致しました。
従って、「輝竜」と 「もみじ竜眼」は別品種となります

輝竜の品種改良で試行錯誤した点は、網目透明鱗と、肉瘤とのバランスです。
網目透明鱗が良く出た個体は肉瘤が発達せず、肉瘤が発達する個体は普通鱗の出現率が高くなってしまいます。
眼球の突出は比較的容易に改良できましたが、下記に記載した「輝竜の定義」が、バランス良く兼ねそなった個体に品種改良するのに苦労致しました。
単に もみじ竜眼を作出するのであれば、既存の普通鱗の竜眼に、もみじ系金魚を交配すれば良いのですが、「輝竜の定義」をバランス良く兼ね備えるには、やはり もみじ出目金 × オランダ獅子頭 に限るという思いから、この掛け合わせにこだわりました。


【 輝竜の定義 】

・体形 ・・・ 短すぎず、やや長手
・目 ・・・・・ 黒目で、左右のバランスがとれて大きく立派なもの
・鱗 ・・・・・ 体全体に網目透明鱗がのっている
・肉瘤 ・・・ 発達しすぎず、程よい大きさ



輝竜の品種改良の過去記事をまとめました。
下記日付をクリックすると、ホームページ、若しくはブログが表示されます。
・ 2011.05.07
・ 2012.06.26
・ 2012.06.27
・ 2013.01.29
・ 2013.04.22
・ 2013.05.19
・ 2013.06.02
・ 2013.07.21
・ 2013.10.06
・ 2014.01.05