オリジナル金魚のお話4 【もみじ竜眼】①

オリジナル金魚のお話4 【もみじ竜眼】①
オリジナル金魚1.2.3に続き、今回は もみじ竜眼 を紹介します。

オリジナル金魚No4 【もみじ竜眼】

もみじ竜眼は今から4年前の2007年に品種改良を始めました。
きっかけはオランダ獅子頭の選別中に、突然変異と思われる目の出た個体を見つけたのが始まりです。

偶然見つけた目の出たオランダ獅子頭(竜眼)に、網目透明鱗を加えた「もみじ竜眼」を作りたいと思い品種改良を始めました。


竜眼は一般的な金魚ではありませんが、私の聞くところによると、オランダ獅子頭×出目金による品種改良の金魚です。

竜眼はオランダ獅子頭の体形に、出目金の様に目が出ていて、頭には肉塊が乗っている普通鱗の金魚です。


もみじ竜眼の交配の過程において、目の出方にかなりバラつきがあったり、銀鱗の仕上がり具合が悪かったりと試行錯誤しましたが、現在はまずまずの仕上がり具合になっています。
しかしまだ頭の肉塊の乗り方が納得のいく仕上がりになっていない為、まだ販売は行っていません。
F4まで交配が進んでいますが、今シーズンには納得がいく「もみじ竜眼」ができると期待しています。

もみじ竜眼を品種改良していく上での定義
・体形 ・・・ 短すぎず、やや長手
・目 ・・・・・ 黒目で、左右のバランスがとれて大きく立派なもの
・鱗 ・・・・・ 体全体に網目透明鱗がのっている
・肉瘤 ・・・ 発達しすぎず、程よい大きさ


現在、品種改良中の「もみじ竜眼」をご覧下さい。